病院で医療用麻薬・薬剤の保管庫の管理!顔認証でセキュリティ向上をはかる必要性とは
医療用麻薬の紛失は、直ちに保健所や麻薬取締部への届け出が必要な重大事故です。薬剤保管庫の鍵の貸し借り、管理簿への手書き記録…アナログな管理に限界を感じていませんか?医療用麻薬の紛失リスクについて最大の脅威は「ずさんな鍵管理」による内部不正です。病院の薬剤保管庫管理におけるセキュリティの要は「いつ・誰が入室したか」の確実な記録。この記事では、それを顔認証システムで行う方法について解説します。
病院のセキュリティ対策全体のことについてはこちらの記事をご覧ください。
医療用麻薬を守るためのセキュリティって?法律での基準について解説!

医療用麻薬は一歩間違えれば重大な事故や犯罪に繋がる特殊な医薬品であることから、それを守るためのセキュリティを強固なものにする必要があります。ここでは、麻向法での基準や、病院の薬剤保管庫を管理しセキュリティを向上させるための対策について解説していきます。
麻薬及び向精神薬取締法について
「麻薬及び向精神薬取締法(通称:麻向法)」は、医療用麻薬や向精神薬の取り扱いについて厳格なルールを定めた日本の法律です。医療用麻薬は、医療現場で絶対に欠かせない薬である一方で、一歩間違えれば依存症や犯罪に直結する危険な薬でもあります。そのため実際の法律では、医療用麻薬の保管について「病院内の他の医薬品とは区別し、鍵をかけた堅固な設備(専用の固定された金庫など)内に保管しなければならない」と、厳格な施錠が義務付けられています。
そして、医療用麻薬を誰に、いつ、どれだけ使い、残りはいくつかを帳簿に記録し、「実際の在庫」と「帳簿の数」が常に完璧に一致していなければなりません。
万が一、在庫の数が合わなかったり、紛失・盗難が発覚した場合、病院はただちに都道府県知事(保健所や麻薬取締部など)に「麻薬事故届」を提出する義務があります。単なる「院内での始末書」では済まされず、行政による立ち入り検査や、最悪の場合は麻薬管理者の免許取り消し、病院の社会的信用の失墜に直結します。
麻向法で厳格な施錠が義務付けられている医療用麻薬。しかし、その「鍵」自体をスタッフ間で貸し借りしたり、引き出しに隠したりしていては、法が求めるセキュリティ水準を満たしているとは言えません。
鍵の紛失は許されない
もし、医療用麻薬が保管されている部屋の物理鍵を紛失した場合、院内の始末書では絶対に済みません。「誰かが悪用するかもしれない」という前提のもと、即座に保健所や警察へ届け出る必要があり、立ち入り検査の対象になることもあります。
さらに、ドアのシリンダー(鍵穴)の緊急全交換による莫大な費用負担や、万が一麻薬が外部に流出した場合のニュース報道など、病院の社会的信用を根底から覆す事態に直結します。
顔認証という解決策
物理的な鍵やICカードを運用する限り、紛失や盗難のリスクはゼロにはなりません。しかし、顔認証システムを導入すれば「自分自身の顔」が鍵となるため、紛失することは不可能です。鍵を探す手間も、紛失時のパニックもなくなるので、医療用麻薬の管理がシンプルに、かつスムーズなものになります。そして、登録者以外は薬剤保管庫に物理的に入れなくなるため、医療用麻薬を守るためのセキュリティは飛躍的に向上します。
最大の敵は内部にあり!?病院での薬剤保管庫管理における落とし穴とは

病院での薬剤保管庫管理において、内部不正のケースが非常に多いことを知っていますか?ここでは、内部不正の現状とそれを解決する方法について解説します。
内部不正について
悲しい現実ですが、医療用麻薬の横領や、筋弛緩剤などの劇薬の持ち出しは、外部の泥棒ではなく、事情を知る「内部スタッフ(医師・看護師・薬剤師)」によって行われるケースが大半です。自身のストレスや依存症からの自己使用、あるいは転売目的など動機は様々ですが、彼らは病院のルールの「抜け道」を誰よりも熟知しています。「ナースステーションのどこに鍵が隠してあるか」「いつなら監視の目が緩むか」を知っているため、犯行は長期間にわたって発覚しにくく、被害が拡大しやすいという特徴があります。
従来の方法の限界
「緊急時に備えて」と、鍵をナースステーションの引き出しの裏に隠したり、テンキーの番号を「0000」や「1234」で共有したりしていませんか?これらの方法だと、万が一薬の数が合わなかった時、正確な「入退室ログ(いつ・誰がその部屋にいたか)」がなく犯人は誰なのかが永久に分からなくなります。その結果、真面目に働いているスタッフ全員が疑いの目に晒され、職場の信頼関係は完全に崩壊してしまいます。
顔認証でできること
顔認証システムを導入すれば、本人確認と「誰が・いつ」薬剤保管庫に入室したかが分かる正確な記録が自動でできるようになります。万が一医療用麻薬が無くなっても、その時間に「誰が」薬剤保管庫に入室したかを調べれば犯人を絞り込むことが可能になります。
また、そのようにすぐに薬剤保管庫に入室したことが分かってしまうため、顔認証システムは犯罪抑止力になり得ます。
顔認証システムを使った厳格なアクセス管理は、スタッフを縛るためではなく、「魔が差す環境を作らない」「無実のスタッフを疑いから守る」ために、病院にとって不可欠であると言えます。
顔認証が病院内のセキュリティを変える?薬剤保管庫の管理を効率化するならこれ!

病院内のセキュリティ、今のままで大丈夫ですか?ここでは、顔認証システムを使って薬剤保管庫の管理を効率化する方法を解説します。
犯人探しはもう終わり
薬剤の在庫管理で、数が合わないとついつい「犯人探し」をしてしまいますよね。顔認証システムを導入すると、薬剤の在庫の数が合わない時でも、顔認証による入退室記録を見れば「最後に保管庫(調剤室)に入ったのは誰か」が一発で分かります。記憶に頼らない証拠が、原因究明の時間を劇的に短縮します。以上の理由から、在庫の数が合わない時に「犯人探し」をする必要が無くなります。
両手が塞がる調剤業務でも大丈夫
顔認証システムなら、両手が塞がっていても顔をリーダーに向けるだけ(ハンズフリー)で解錠することが可能です。輸液バッグや大量の薬品を抱えて調剤室を出入りする際、鍵を取り出す手間がなくなります。衛生面でも、不特定多数が触る鍵やテンキーに触れなくて済む完全非接触という点は大きなメリットです。
毒薬・劇薬を守る「ゾーニング」
一般の医薬品と異なり、危険な薬品があるエリア(または部屋)には、限られた薬剤師しか入れないように権限設定(ゾーニング)をすると病院内のセキュリティ向上のために効果的です。危険な薬品があるエリアの入口に顔認証システムのリーダーを設置し、そこを通れる人だけ顔登録をするだけで、顔登録されていない人はそのエリアに入ることはできなくなります。このことにより、アルバイトや出入りの業者を物理的にシャットアウトすることができます。
顔認証で夜間・休日の無人管理が可能に!24時間の監視体制でセキュリティ向上

顔認証で夜間・休日の無人管理を安全に行うことが可能になる!?ここでは、顔認証による24時間の監視体制で病院の薬剤保管庫のセキュリティを向上させる方法について解説します。
夜間の脆弱性
病院のセキュリティが最も脆弱になるのは、スタッフの数が激減し、専任の薬剤師が不在になりがちな「夜間・休日」です。当直の医師や看護師長の間で鍵の受け渡しが行われる中、深夜の急患対応に追われると、どうしても「入退室簿への記入は後回し」になりがちです。この疲労からくる「あとで書こう」という油断が、記入漏れや記憶違いを引き起こし、翌朝の「在庫が合わない!」というパニックの引き金になります。
さらに恐ろしいのは、人の目が減る夜間は、内部不正(横領や持ち出し)を企む者にとって「絶好のチャンス」になってしまうことです。
顔認証ログの威力
ここで圧倒的な力を発揮するのが、顔認証システムによる「自動ログ記録」です。物理鍵の受け渡しは一切不要。深夜に誰が薬品庫に入ったとしても、システムは24時間眠ることなく「正確な顔と時間」を秒単位で記録し続けます。
在庫の不一致が起きた際、従来の鍵管理では「誰が部屋に入ったか」が分からず犯人探しで業務がストップします。しかし、顔認証の正確な入退室ログがあれば、最後にアクセスした人物を即座に特定でき、単なる「記入漏れ」なのか「不正持ち出し」なのかの事実確認を瞬時に行うことができます。
また、「いつでも確実に見られている(記録が残る)」という事実が、夜間の手薄な時間帯であっても犯罪抑止力となり病院の薬剤保管庫を守ります。
オープンセサミで病院の薬剤保管庫管理!医療用麻薬はこのセキュリティで守る

薬剤管理のセキュリティ強化は、病院の社会的信用を守るために重要です。鍵管理をやめて顔認証システムに替えることで、医療用麻薬を守り薬剤保管庫のセキュリティを向上させることができます。
オープンセサミは、病院の薬剤保管庫管理が適切にできる顔認証システムです。顔を登録するだけで登録された人以外の侵入を物理的に防ぐことができ、それに加えて「誰が・いつ」入室したかを自動で記録することが可能です。また、マスク着用のままでも認証できる点、ドアに向かって歩くだけで立ち止まらずに認証できる「ウォークスルー認証」の機能がある点も病院内で使うのに魅力的なメリットと言えます。
オープンセサミが少しでも気になったなら、どんな小さなことでもお気軽にお問い合わせください。