病院での緊急時のアクセス管理と救急医療でのカルテ閲覧!両方を叶えるシステムとは

病院では、セキュリティを厳しくすればするほど、緊急時の初動が遅れるという矛盾を抱えています。かといって「救急だからセキュリティなし」では、ドサクサに紛れた盗難や情報の持ち出しを防げません。病院での緊急時のアクセス管理でセキュリティとスピードを両立させるにはどうしたら良いのでしょうか。
1分1秒を争う搬送時も顔認証でスピーディーに解錠し、部外者のカルテ閲覧エリアへの立ち入りを物理的に防ぐことにより患者さんの命とプライバシーを守る方法を解説します。

病院のセキュリティ対策全体のことについてはこちらの記事をご覧ください。

1秒が命取り!病院での緊急時のアクセス管理はこんなに難しい!

病院での緊急時。1秒を争う場面では、認証をスピーディーに行い本人確認を瞬時に完了させる必要があります。ここでは、緊急時のスピードが求められる医療現場で、どのようにアクセス管理を行うべきかについて解説します。

例えばこんな場面で

例1:ストレッチャーで重篤患者を搬送中。自動ドアや管理エリアの扉を開けるために、いちいち立ち止まってICカードを探せますか?
例2:手術室やICUに入る直前、すでに滅菌手袋やガウンを着用してしまった時。 ICカードを取り出すために白衣のポケットに触れれば、その手袋は「不潔」扱いとなり、もう一度手洗いをやり直さなければなりません。
例3:「コード・ブルー(救急蘇生)」の発令時、除細動器(AED)や薬剤を積んだ重たいクラッシュカートを全速力で押している時。 ドアの前で一度カートから手を離し、ポケットをまさぐってカードを取り出す数秒のロスは、心停止した患者さんにとって致命的です。

物理キー・暗証番号の限界

人間は極度の緊張状態(コード・ブルー発令時など)に陥ると、「普段なら絶対に間違えない簡単な動作」ができなくなることがあります。焦っている時の暗証番号入力ミスや、鍵の落下がその例です。「エラーで扉が開かない」という数秒のパニックが、蘇生処置の遅れに直結する恐怖が、物理キーやテンキーには常に付きまといます。これが「処置の遅れ」に直結し、最悪の場合、医療訴訟のリスクにもなり得ます。
また、血液や体液が付着した手袋でテンキーを触れば、そこは瞬時に感染源となります。また、特定の数字だけが摩耗して汚れているキーパッドは、衛生的に問題があるだけでなく、部外者に暗証番号を推測させるヒントを与えてしまいます。
そして、鍵や入力の手間を嫌うあまり、現場では「ドアのラッチをテープで固定する」「番号を壁に書く」といったルール違反が横行しがちです。これでは「セキュリティ」と「救命活動」が完全に決裂しています。現場に負担をかけない顔認証システムこそが、この矛盾を解決する唯一の方法です。

顔認証ならハンズフリー・完全非接触

顔認証なら、緊急時や、パニックで思考が停止しかけた状況下でも、リーダーに顔を向けるだけで解錠できます。しかもハンズフリーで完全非接触だから、両手に荷物を持っていてもリーダーに指を触れることなくドアが開くので移動がとてもスムーズ&スピーディーです。病院での緊急時のアクセス管理には、このような理由から顔認証システムが適していると言えます。

誰でも入れる状態は危険!救急医療でのカルテ閲覧エリアのセキュリティ

救急医療でのカルテ閲覧がスムーズに行くようにと、セキュリティを無視して誰でも入れるような状態にしておくのは危険です。ここでは、顔認証システムを使って患者さんのプライバシーを守りつつ、カルテがあるエリアへの入退室のスムーズさも捨てない方法について解説します。

「開けっ放し」のリスク

1分1秒を争う救急外来(ER)やICUでは、出入りをスムーズにするためにドアを常時開放(またはセキュリティなし)にしているケースがあります。しかし、これではドサクサに紛れた不審者や、興味本位の外部の人間がエリア内に侵入し、「開かれている電子カルテの画面」や「机の上の患者リスト」を覗き見できてしまいます。

顔認証による解決策

顔認証システムを導入すれば、「部外者はシャットアウト(施錠)」しつつ、「医療従事者はフリーパス(顔パス)」という環境を作ることができます。「カルテを閲覧できるエリア」に入れる人間を物理的に制限することで、緊急時の混乱の中でも患者様のプライバシー(カルテ情報)をしっかりと守ることが可能です。
システムに登録さえされていれば、登録者はなんのストレスもなくリーダーに顔を向けるだけでドアを開けることができるので、カルテ閲覧のスムーズさとセキュリティを両立させることが可能になります。

両手が塞がっても大丈夫!病院での緊急時のアクセス管理には顔認証が最適

例えば、病院の救急救命室(ER)などでのアクセス管理にはどんな方法が適しているのでしょうか?ここでは、病院の緊急時のアクセス管理に顔認証が最適であることと、その理由について解説していきます。

完全ハンズフリー

血液や体液で手袋が汚れている時、ドアノブやテンキーに触れれば、そこは即座にウイルスや細菌の温床となります。顔認証なら一切触れることなく通過できるため、院内感染の連鎖を物理的に断ち切ることができます。
また、緊急オペやカテーテル処置の前、せっかく滅菌手袋を装着したのに、ICカードを取り出すためにポケットを触ってしまえば、手洗いはやり直しです。顔認証なら、清潔な両手を保ったまま、患者さんのもとへ直行できます。
このように、ハンズフリー・完全非接触で認証できることは衛生的に非常に優れており、病院内のアクセス管理に最適であると言えます。

マスク・防護服着用のままでも認証

顔認証システム「オープンセサミ」の場合、N95マスクやフェイスシールド、ガウンを着用した「完全防備」の状態でも、顔の20%が出ていれば正確に本人を識別します。感染症対応の最前線において、防護具を外すリスクを冒すことなく、スムーズな入退室が可能です。

病院の緊急時には複数人同時認証でのアクセス管理が正解!チーム搬送もOK

顔認証システム「オープンセサミ」のメリットとして、「5人まで同時認証可能」という特徴があります。ここでは、この特徴が病院でのチーム搬送時に役立つという点について解説していきます。

緊急時の「共連れ」問題

1分1秒を争う搬送時、スタッフ全員が立ち止まって一人ひとりICカードをかざすのは現実的ではありません。結果として、「先頭の1人だけが認証し、他のスタッフは記録なしで通過する」という状態が常態化し、正確な「入退室ログ(誰が対応したか)」が残りません。この状態は、チーム搬送時のスピードを優先して正確な入退室記録を無視しているので、次のような問題が起きる可能性があります。

1.盗難・紛失の迷宮入り
薬品や備品がなくなった際、記録に残っている「先頭の人」しか追跡できず、後ろに続いて入った人物(真犯人)を特定できません。現場全員を疑うことになり、組織の信頼関係が崩壊します。
2.感染症のクラスター対応
患者が感染症だった場合、「誰が接触したか」を追跡(コンタクトトレーシング)できません。リスクを避けるために「スタッフ全員を自宅待機」にせざるを得ず、医療崩壊を招きかねません。
3.法的リスク(訴訟対応)
万が一の医療訴訟において、「誰がいつ処置に当たったか」あるいは「誰がいなかったか(アリバイ)」を客観的に証明する手段を失います。
4.隠れ残業(労務管理)
駆けつけた医師の入室記録がないと、その労働時間がカウントされず、未払い残業や過重労働の温床となります。「医師の働き方改革」の観点からも致命的です。

5人同時認証で解決

オープンセサミの「ウォークスルー認証」なら、「最大5人」まで同時に顔を検知・認証できます。また、「3m離れていても」「0.6秒の認証速度で」認証が可能です。どういうことかと言うと、ストレッチャーを押しながら並走する医療チーム全員の顔を3m手前から瞬時に捉え、ドアを開けると同時に「チームの誰が・いつ入室したか」を個別に記録できるのです。緊急時であっても、セキュリティの基本である「正確なログ管理」を自動で遂行します。

病院での緊急時のアクセス管理ならオープンセサミ!救急医療でのカルテ閲覧も

病院内のセキュリティ対策は重要ですが、「セキュリティのために命を救えない」という本末転倒は絶対に避けるべきです。かと言って、スピードを優先するあまりセキュリティが疎かになると、例えばカルテ盗難などの際に「誰が・いつ入室したか」を追えなくなる恐れがあります。
そこで、病院においての緊急時、「セキュリティ」と「スピード」の両立を実現させるためにはオープンセサミの顔認証システムをおすすめします。オープンセサミのメリットを次にまとめました。

  • ハンズフリー・完全非接触のため何かに触れることなくスムーズに認証できる
  • マスク・防護服着用のままでも認証可能
  • 「3m手前から検知・認証開始」「0.6秒の認証速度」「5人まで同時認証」の3つの特徴を併せ持つ「ウォークスルー認証」でドアに向かって歩くだけでスピーディーに認証できる
  • 正確な入退室管理ができる

このように、オープンセサミは、救急現場のスピード感を損なわない高速認証を実現しているだけでなく、正確な入退室管理で病院内のセキュリティ向上にも役立ちます。オープンセサミを導入することで、医療従事者のストレスをゼロにし、患者様の命を守るための一助になります。オープンセサミのことが少しでも気になったなら、どんな小さなことでもお気軽にお問い合わせください。

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