半導体工場のクリーンルーム管理と情報漏洩防止を実現する入退室管理システムを解説!

半導体工場のクリーンルーム管理と情報漏洩対策、どうしていますか?実は、顔認証システムなら両方が一度に解決できてしまうんです。ICカードによるコンタミリスクを排除し、なりすましによる技術流出を物理的に防ぎます。この記事では、完全非接触での入退室管理と、厳格なゾーニングで品質と機密情報の両方を守る方法を解説します。

半導体工場でのクリーンルームの入退室は完全非接触で!ICカード廃止でコンタミ対策

半導体工場のクリーンルームには、どうやって入るのが普通でしょうか?入退室管理のために、何らかの認証を受けて中に入るのが一般的でしょう。その際、ICカードや指紋認証で入退室管理をしている工場は多いですが、実はこれらの方法だとあるリスクが伴います。この記事では、なぜICカードや指紋認証だと問題があるのか、それに代わる方法とは何なのかについて解説します。

従来の方法だと接触と発塵(はつじん)が問題

従来のICカードや指紋認証は、認証のたびにカードや機器に触れる必要があります。もしカードや機器に微細なゴミ(パーティクル)が付いていたら、手袋自体も汚染されてしまったりゴミの付着リスクが伴ったりと、コンタミネーション(異物混入)が起こる原因となります。
そもそも「ICカードそのもの」や「ICカードを首にぶら下げるためのネックストラップ」が、クリーンルーム内では異物(発塵源)となり得ることから、厳密に言うとICカードを使った入退室管理システムは半導体工場に向いていないと言えます。

顔認証なら完全非接触を実現できる

その一方で、顔認証システムならリーダーに一切触れることなく、顔を向けるだけでドアが解錠されます。カードを持ち込むこと自体が必要なくなり、異物混入のリスクを物理的に減らすことができます。いわゆる「完全非接触」で鍵が開くので、衛生面で優れているだけでなく、異物混入のリスクも減らせてコンタミネーション対策に一役買うことができます。

半導体製造の現場のセキュリティ管理!機密エリアへの立ち入りの制限で情報漏洩防止

半導体工場では極秘の回路設計図・フォトマスク(原版)など重要な物や、製造ノウハウなどの大切な情報が多くあります。そのような場所で盗難や情報漏洩を防ぐためには、部外者が「なりすまし入室」をすること・あるいは従業員や関係者による内部不正を絶対に避けなければなりません。
ここでは、顔認証システムを使って「なりすまし入室」を防ぎ、アクセス権限の設定(ゾーニング)を行うことで機密エリアへの不正侵入をシャットアウトする方法をご紹介します。

「なりすまし入室」を防ぐには?

多くの協力会社や期間従業員が出入りする半導体製造の現場では、セキュリティを高めて盗難や情報漏洩を防ぐ必要があります。しかし、従来のICカードによる入退室管理の方法だと、ICカードの貸し借りや盗難による「なりすまし入室」を防ぐのが難しいです。なぜなら、ICカードを借りる・または盗むなどして「ICカードの持ち主」になりすまして入室することができてしまうからです。この場合、重要工程(露光装置など)があるエリアに、権限のないスタッフが入れてしまうリスクがあります。

セキュリティを高めるにはアクセス権限の細分化が重要

工場内には、一般的な組立ラインと、極秘の回路設計図やフォトマスク(原版)・試作段階のウェハーがある機密エリアが混在しています。スタッフ全員がどこでも入れる状態が一番危険です。これらが1枚盗まれるだけで致命的な流出になるからです。盗難や情報漏洩を防ぐには、アクセス権限の細分化が重要になってきます。つまり、「R&Dエリア」「露光工程」「サーバー室」など、重要度に応じて細かく入室権限(ゾーン)を分ける必要があるのです。

顔認証システムによるエリアごとの権限設定が正解!

つまりどういうことかと言うと、「サーバー室に開発部のAさんは入れるが、製造部のBさんは入れない」といった制御を顔認証システムで行うことができるのです。このように制御を行うことで、部外者はもちろん、権限のない社内スタッフによる情報の閲覧・持ち出しを物理的に防ぐことができます。半導体の技術流出はデータだけではありません。試作段階のウェハーや高価なフォトマスク(原版)といった「現物」が盗まれるリスクも、保管庫への顔認証導入で防ぐことができます。
また、ICカードと違って「顔」は貸し借りができないため、登録された本人以外は絶対に入室できません。「R&Dエリア」「露光工程」「サーバー室」の他に「一般エリア」「更衣室」「製造ライン(イエロールーム)」など、エリアごとに細かくアクセス権限(派遣スタッフは更衣室と一般エリアのみ、機密エリアに入れるのは開発部と責任者のみ、など)を設定することで、機密エリアへの不正侵入をシャットアウトすることが可能です。
派遣スタッフの権限については、契約終了と同時にシステム上でデータを削除すれば、物理的なカード回収の手間なく、即座に入室権限を無効化(アクセス遮断)することができます。

「誰が・いつ」を自動記録!?入退室管理でクリーンルームのトレーサビリティの向上へ

トラブル時、その原因を追えなかったら工場全体の責任問題となってしまいます。それを防ぐには、正確な入退室管理が重要です。ここでは、顔認証システムによる入退室管理がおすすめできる理由について解説していきます。

トラブル時の追跡調査(トレーサビリティ)、どうする?

半導体製造において、歩留まり(良品率)の低下や異物混入が発生した際、「その時間、そのラインに誰がいたか」の特定は非常に重要です。
なぜかと言うと、半導体製造において、最大のコンタミネーション(汚染)源は、皮肉にもそこで働く「人間」です。だからこそ、歩留まりが低下した際、「その時間に人間が介入していたか(人的要因)」それとも「誰もいない状態で起きたか(装置要因)」を瞬時に切り分けることが、早期復旧の鍵となります。
「誰が・いつ」「どこにいたか」の正確なログは、この「要因の切り分け」をスピードアップし、原因不明のダウンタイムを最小限に抑えるための強力な武器になるのです。

入退室記録が自動で残ることのメリット

顔認証システムは入退室の記録(ログ)を自動で残すことができます。製造ログと入退室ログを突き合わせることで、トラブルの原因究明(作業者の特定や、不審な出入りの検知)が迅速に行えるようになり、トレーサビリティが向上するというメリットがあります。
手書きの入退室管理簿のように「手書き文字が読めない・改ざんリスクがある・書くのに時間がかかる」こともなく「正確に・そして迅速に」入退室記録が残るので便利です。

クリーンスーツ着用でも認証可能?クリーンルームのスマートな入退室を叶える顔認証システム

半導体工場では、クリーンスーツ(防塵服)を着用するのが一般的です。顔認証システムがいくら便利だと言っても、クリーンスーツを着用したまま認証ができなければ実際に活用するのは現実的ではありません。ここでは、顔認証システム「オープンセサミ」を例に、クリーンスーツを着たままスマートに入退室管理をする方法を解説します。

現場の懸念

「顔認証システムは確かに便利そうだけれど…」実際にシステムを活用する現場の懸念として考えられるのが「クリーンスーツ(防塵服)やマスク、保護メガネをしていても認証できるのか?」ということ。確かに、認証のたびにクリーンスーツを脱いだりマスクを外したりしなくてはいけないのでは手間がかかりますし何より衛生的に良くありません。

オープンセサミはここが良い!

オープンセサミは、半導体工場での入退室管理が適切にできる顔認証システムです。高性能AIを搭載したオープンセサミなら、クリーンスーツを着用してマスクをつけても「顔の20%」が出ていれば認証ができます。「顔の20%」が出ている必要があるので、保護メガネもつけた状態だと認証が難しいですが、認証が終わった直後に保護メガネだけつければ良いので問題ありません。また、更衣室からクリーンルームへの入室時(保護メガネ装着前)に認証を行う運用設計のご相談も可能です。
オープンセサミの顔認証システムならクリーンスーツとマスクを着用したままスマートに入退室ができるので現場の運用の流れを妨げず、かつ正確な入退室管理が可能となっています。

半導体工場の入退室管理ならオープンセサミ!コンタミと情報漏洩の2つを防ぐ

半導体工場の入退室管理にはオープンセサミの顔認証システムが適しています。その理由は、完全非接触なのでリーダーに触れることなく認証でき、手ぶらで入退室が可能(ICカードなどを持つ必要がない)なためICカードなどの持ち込み物自体の発塵のリスクがゼロであり、コンタミ対策になること。
そして、オープンセサミをエリアの入口ごとに設置すれば「サーバー室にはこの人は入れるけどあの人は入れない」などの権限をエリアごとに設定できるため、情報漏洩防止に役立つこと。
この2つが可能なため、オープンセサミの顔認証システムは半導体製造の現場のセキュリティ管理やクリーンルームの入退室管理に適していると言えます。
また、オープンセサミだけのメリットもあります。メリットとしては、クリーンスーツとマスクを着用したままでも認証できることや、3m離れていても認証可能・5人まで同時認証が可能・認証速度も0.6秒と速いのでドアに向かって歩くだけで鍵が開く「ウォークスルー認証」が可能なことなどがあります。特に、ウォークスルー認証についてはスムーズな入退室が可能で、ドアの前に認証を待つ行列ができることもありません。
マスク着用時の認証精度やエリアごとの権限設定など、工場への導入について気になることがあればどんな小さなことでもお気軽にご相談ください。

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