無人施設の不正利用対策と24時間店舗の運営コスト削減を両立!施設管理を自動化する顔認証
24時間営業の無人施設や店舗を運営する事業者にとって、不正利用対策と運営コストの削減は常に両立が難しい課題です。防犯カメラを増やせばコストがかかり、スタッフを配置すれば人件費が膨らむ。セキュリティを強化しようとするほど運営コストが上がるという構造的な問題があります。
この記事では、従来の不正利用対策が抱える限界を整理したうえで、顔認証システムによって施設管理を自動化しながら運営コストを削減する方法を解説します。
無人店舗の運営の仕組みを改善する方法やセキュリティ対策全体のことについてはこちらの記事をご覧ください。
無人施設の不正利用対策!従来の方法だと限界がある?

無人施設の不正利用対策として、防犯カメラと暗証番号による入室管理を組み合わせているケースは多くあります。しかしこの二つには、それぞれ異なる限界があります。どちらも不正を「防ぐ」のではなく、「起きてから対応する」か「起きやすい状況を放置する」かのどちらかになりがちです。
ここでは、従来の方法が抱える限界について解説します。
防犯カメラは事後確認しかできず不正を未然に防げない
防犯カメラは、無人施設のセキュリティ対策として最もよく使われる手段の一つです。設置コストが比較的低く、映像記録として残るため証拠収集に有効です。しかし防犯カメラが記録できるのは「起きた出来事」であり、不正が起きようとしている瞬間を物理的に止める力はありません。
不正利用が発生した場合、防犯カメラの映像を確認することで状況の把握はできます。しかしその時点ではすでに不正は完了しています。夜間の照明条件や映像の角度によっては、映像から人物を特定することが困難なケースもあります。仮に特定できたとしても、その後の対応には時間と手間がかかります。
「カメラがあれば抑止力になる」という考え方も、実際には過信できません。無人施設であることを把握したうえで訪れる人間に対して、カメラの存在だけで行動を止める効果は限定的です。防犯カメラは事後対応の手段としては有効ですが、不正そのものを未然に防ぐ仕組みとしては機能しません。不正利用対策の中心に防犯カメラを置くことは、「起きてから対応する」という受け身の運営につながります。
暗証番号の使い回しで不正が可能になってしまう
暗証番号による入室管理は、物理的な鍵の受け渡しが不要で運用がシンプルに見えます。しかし暗証番号には、「知っている人間であれば誰でも入室できる」という根本的な問題があります。
正規の利用者が番号を知人に教えた場合、あるいは番号が何らかの形で漏洩した場合、非正規の人物が施設を自由に利用できる状態が生まれます。無人の時間帯にはスタッフが確認できないため、部外者の入室はそのまま見過ごされます。悪意がなくても「ちょっと教えてあげよう」という感覚で番号が広まっていくことは、実際の施設運営で報告されているトラブルです。
番号が漏洩した可能性が生じれば、変更するしか対処法がありません。しかし変更するたびに利用者全員への周知が必要になります。通知を見逃した利用者が夜間に訪れて入室できないというトラブルが発生し、その対応がオーナーやスタッフの負担になります。暗証番号は管理が手軽に見えて、運用を続けるほど手間とリスクが積み上がっていく仕組みです。さらに複数の施設や部屋で同じ番号を使い回している場合、一か所で番号が漏れれば他の場所にも影響が広がるリスクがあります。
トラブルを未然に防げる!顔認証で施設管理を自動化

防犯カメラの事後対応という限界、暗証番号の漏洩リスク——これらはいずれも、「入室の手段が本人以外に使われうる」という構造から生じています。顔認証システムはその構造を根本から変えます。入室の手段が「物」や「番号」ではなく「本人の顔」になることで、トラブルを未然に防ぐ仕組みが自動で機能します。
ここでは、顔認証による施設管理の自動化がどう不正利用を防ぐのかを解説します。
なりすましや貸し借りを防げる
顔認証システムでは、事前に登録された本人の顔でなければ入室できません。会員カードのように貸し借りができず、暗証番号のように他人に教えることもできません。「顔」は本人の身体と切り離せないため、なりすましと貸し借りを物理的に不可能にします。
正規の利用者が知人に入室手段を渡すという行為は、顔認証では成立しません。番号を教えるという行為も存在しません。入室できるのは登録された本人がその場にいる場合のみであり、それ以外のすべての入室試みはシステムが自動で拒否します。スタッフが不在の深夜や早朝でも、この判断はシステムが24時間自動で行います。
退会した利用者や契約が終了した会員の顔データをシステムから削除すれば、その瞬間から入室できなくなります。暗証番号の変更と全員への周知という手間も、カードの回収という作業も必要ありません。権限の削除がシステム上で完結するため、担当者の対応漏れによるセキュリティの穴が生まれません。
高性能AIによる、なりすましを検知する機能を搭載したシステムであれば、写真や動画を使った不正な認証試みも自動で検知します。「顔を見せれば誰でも入れる」のではなく、登録された本人が実際にその場にいることをシステムが確認したうえで解錠される仕組みです。入室のたびに正確なログが自動で記録されるため、誰がいつ施設を利用したかを常に把握できる状態が維持されます。
予約した時間帯限定で解錠を許可することも可能
顔認証システムのもう一つの強みは、入室を許可する条件を細かく設定できる点です。「登録された本人であれば常に入室できる」という設定だけでなく、「特定の時間帯・曜日のみ入室を許可する」という条件を組み合わせることで、施設の利用ルールをシステムが自動で管理します。
時間制の無人施設では、予約した時間帯のみ入室を許可するという設定が特に有効です。利用者が事前にオンラインで予約・決済を完了した時間帯のみ解錠を許可し、それ以外の時間帯は入室できない状態を自動で維持します。予約時間が終了すれば自動で入室権限が無効になるため、時間超過による無断利用を物理的に防げます。スタッフが現地で時間を確認したり、退室を促したりする必要がなくなります。
曜日や時間帯によるアクセス制限も設定できます。「平日の営業時間内のみ入室可能」「深夜帯は特定のプランの会員のみ入室可能」といった形で、料金プランや施設のルールに応じた柔軟な権限管理が実現します。利用者ごとに異なる条件を設定できるため、月額会員・時間制プラン・法人契約といった複数の料金体系が混在する施設でも、それぞれのプランに応じた入室管理をシステムが自動で担います。
担当者が手動で入室権限を設定・変更する必要がなく、予約や契約内容の変更がシステムに反映されれば入室条件も自動で更新されます。不正利用を防ぎながら、運営の手間を同時に削減できる点が、時間帯制限機能の大きなメリットです。
顔認証で24時間店舗の運営コストを削減する方法とは

顔認証システムによる施設管理の自動化は、不正利用の防止だけでなく、24時間店舗の運営コストを構造的に削減する手段にもなります。
ここでは、顔認証の導入によって具体的にどのコストを削減できるのかを解説します。
深夜スタッフの人件費と巡回警備費をなくせる
24時間営業の施設で最も大きなコスト要因の一つが、深夜・早朝帯のスタッフ人件費です。セキュリティの維持や利用者対応のために深夜帯にスタッフを配置している施設では、その人件費が収益を継続的に圧迫します。深夜帯は利用者数が少ないにもかかわらず、スタッフを置かなければならないという非効率が生まれやすい時間帯です。
顔認証システムを導入することで、入室管理・本人確認・利用時間の記録をシステムが自動で担います。深夜帯にスタッフが現地にいなくても、登録された利用者のみが入室できる状態が維持されます。深夜スタッフの配置が不要になることで、その時間帯の人件費をそのまま削減できます。
巡回警備費も同様に削減できます。施設の安全を保つために警備会社による巡回サービスを利用している場合、その費用は月額で相当な金額になります。顔認証システムによって入退室が正確に管理され、権限のない人物の入室が物理的に防がれる状態であれば、巡回警備への依存度を下げることができます。入退室ログがリアルタイムで記録されているため、不審な動きがあれば事後的に確認することも可能です。
鍵の受け渡しやトラブル対応に関するコストも削減
無人施設の運営では、鍵の受け渡しに関する手間とコストも見過ごせない負担です。物理的な鍵の場合、利用者への受け渡しと回収のためにスタッフが現地に出向く必要が生じることがあります。暗証番号の場合は変更のたびに全員への周知が必要になり、その対応コストが積み重なります。顔認証システムでは鍵そのものが存在しないため、受け渡しと回収という作業がまるごとなくなります。
トラブル対応にかかるコストも削減できます。「暗証番号を忘れた」「カードをなくした」「アプリが起動しない」といったトラブルへの問い合わせ対応は、無人施設の運営担当者が繰り返し直面する業務です。顔認証であれば、入室に必要なのは本人の顔だけです。番号を忘れることも、カードをなくすことも、アプリのトラブルも発生しないため、こうした問い合わせ自体が減ります。担当者がトラブル対応に費やしていた時間と労力を、別の業務に充てられるようになります。
不正利用が減ることも、間接的なコスト削減につながります。不正利用が発覚した際の調査・対応・再発防止策の検討には、金銭的なコストだけでなく担当者の時間と労力が消費されます。顔認証によって不正利用を構造的に防ぐことは、こうした事後対応コストをなくすことにもつながります。
オープンセサミで無人施設の不正利用対策を!施設管理を自動化し運営コストの削減も叶う

防犯カメラの事後対応という限界、暗証番号の漏洩リスク、深夜スタッフの人件費、鍵の受け渡しやトラブル対応の手間——これらはすべて、「人と物に依存した施設管理」から生じる問題です。顔認証システムへの切り替えによって、不正利用の防止と運営コストの削減を同時に実現できます。
オープンセサミの顔認証システムは、認証速度0.6秒・認証率99.99%以上のスペックで、登録された本人のみの入室を24時間自動で管理します。高性能AIによる、なりすましを検知する機能を搭載しており、写真や動画を使った不正な認証試みも自動で検知します。予約した時間帯のみ解錠を許可する時間帯制限、曜日や利用者ごとに異なるアクセス権限の設定により、料金プランに応じた柔軟な入室管理をシステムが自動で担います。入退室データはCSV形式で出力できるため、予約システムや会員管理システムへの取り込みもスムーズに行えます。
深夜スタッフの配置も、巡回警備への依存も、鍵の受け渡しも、暗証番号の変更と周知も——顔認証システムの導入によってこれらの業務がまとめてなくなります。削減できる運営コストは人件費だけにとどまらず、トラブル対応や不正利用への事後対応に費やしていた時間と労力も含まれます。
無人施設の不正利用対策や運営コストの削減を検討している方は、まずお気軽にお問い合わせください。導入の相談・見積もりは無料で受け付けています。