ニトリル手袋のまま「指」で解錠!?食品工場の衛生管理ができる生体認証はこれ!
食品工場では、衛生管理のため常にニトリル手袋を着用します。しかし、製造エリアの入退室の際に手袋のままでは不具合が生じます。かと言って手袋をいちいち外していたのでは手間になるだけでなくコストがかかったり環境問題へのリスクがあったりと多くの問題があります。この記事では、ニトリル手袋をつけたまま衛生的に入退室ができる生体認証システムをご紹介します。
食品工場の入退室管理の全体像については、こちらの記事をご覧ください。
食品工場でニトリル手袋着用が必須である3つの理由

そもそも、食品工場でニトリル手袋の着用が必須である理由は何でしょうか。ここでは、食品工場でニトリル手袋を着用しなければならない理由を3つ挙げていきます。
食品衛生法で義務付けられているため
食品衛生法第50条では「食品等事業者は、その取り扱う食品等に起因する食品衛生上の危害の発生を防止するため、必要な措置を講じなければならない。」と述べています。厚生労働省のガイドラインでは「製造エリアでは手袋の着用を推奨」「素手での作業は原則禁止」「手袋は使い捨て、または頻繁な交換が必要」とされており、食品工場とニトリル手袋は切っても切れない関係となっています。
交差汚染(クロスコンタミネーション)を防ぐため
交差汚染とは、細菌、アレルゲン、異物が、汚染された区域から清潔な区域へ移ることを指します。手袋をしていれば、手に付着した細菌が製品へ移ること、アレルゲン(卵、乳、小麦など)の持ち込み、汚染区域(トイレ、休憩室)の細菌の持ち込みを防ぐことができます。
作業員の手を保護するため
手袋は作業員の手の保護もしてくれます。例えば、化学薬品(洗剤、消毒液)による手荒れや、高温・低温による火傷・凍傷、鋭利な機械・刃物による怪我から手を守ってくれます。
ニトリル手袋が選ばれる理由は、ラテックスアレルギーの心配がないこと、耐久性が高い(破れにくい)こと、耐油性があること、青色で異物として視認しやすいことなどが挙げられます。
食品工場で必須のニトリル手袋をつけたまま通れる「真皮指紋認証」とは?

食品工場で必須のニトリル手袋。もちろんお手洗いや休憩で製造エリアの外に出る時は手袋を外す必要がありますが、それ以外で入退室する必要がある時、いちいち手袋を外して、また新しい手袋をつけるのは手間ですよね。ここでは、ニトリル手袋をつけたまま入退室できる「真皮指紋認証」について解説します。
従来の課題
従来の指紋認証:
従来の指紋認証では、指の腹にある表面の指紋を読み取るため、手袋をしていると反応しません。また、手荒れや乾燥、水濡れでもエラーが出やすいです。かと言って入退室のたびに手袋を脱ぐのは非現実的です。
ICカード:
ニトリル手袋をつけたままカードをかざせるため一見問題なさそうですが、カード自体が異物混入のリスクになったり、カードの貸し借りにより誰が入室したかの記録が不正確だったりするのでICカードを使うことには課題が残ります。
テンキー:
ニトリル手袋をつけたままテンキーを押せますが、暗証番号を複数人で共有するため誰が入室したか記録できず、HACCP要件を満たさないというデメリットがあります。
オープンセサミの解決策
オープンセサミは、真皮認証技術を採用した入退室管理システムです。真皮指紋認証は、表面の皮膚(表皮)ではなく、内側の「真皮」を読み取るため、ニトリル手袋をつけたままでも正確に認証することができます。その人の「指」が鍵になるため、カードや鍵など余計な物を製造エリアに持ち込む必要がありません。いつ、誰が入室したかを自動で記録することが可能で、HACCP要件を満たします。
真皮指紋認証はこんなエリアに最適
オープンセサミの真皮指紋認証なら、マスクや帽子・ゴーグルで顔の露出が極端に少ない完全防備のエリアでも、手袋を外さずに「指」だけで高セキュリティな入退室が可能になります。
食品工場で両手が塞がっていてもOK!「顔認証」という衛生管理

オープンセサミには、真皮指紋認証だけでなく「顔認証」ができるシステムもあります。ここでは、食品工場における顔認証のメリットについて挙げていきます。
完全非接触だからできること
原料搬入などで両手が塞がっている時は「顔認証」が最適です。完全非接触なので、ニトリル手袋をつけたままでも大丈夫。交差汚染のリスクがなく衛生的な入退室が叶います。その人の「顔」が鍵になるため、カードや鍵など余計な物を製造エリアに持ち込まなくて良いのもメリット。オープンセサミなら、マスクや帽子をつけていても顔の20%が出ていれば認証可能なので、食品工場に適していると言えます。
ウォークスルー認証でスピーディーに
さらに、オープンセサミならウォークスルー認証もメリットの一つ。3m離れていても、最大5人まで同時認証なので、ドアに向かって歩くだけで解錠できます。立ち止まることなくスムーズに移動できるので、よりスピーディーに通過したいメインエントランスに最適です。
利用シーンの使い分けでさらに便利に!
もちろん「顔認証」でもいつ・誰が入室したかを自動で記録できるので、HACCP要件を満たします。エリアや作業内容に応じて、「手袋ごしの指紋認証」と「顔認証」を使い分けることで、工場のあらゆる場所から「物理鍵」と「手袋着脱の手間」を排除することができます。
食品工場でのHACCP・FSSC 22000対策に!異物混入と交差汚染を防ぐ生体認証とは

ここでは、HACCP・FSSC 22000対策に役立つオープンセサミの生体認証について具体的に解説します。
異物混入防止
オープンセサミの生体認証なら、その人自身が鍵になります(真皮指紋認証→指、顔認証→顔)。カードや物理鍵を製造エリア内に持ち込まないため、落下・紛失による混入リスクはゼロです。また、いつ・誰が入室したかを自動で記録できるので、正確な入退室管理も可能です。
現在、多くの食品工場が取得を目指している「FSSC 22000」。この規格では、HACCPなどの衛生管理に加え、悪意ある異物混入を防ぐ「フードディフェンス(食品防御)」の対策が義務付けられています。 「誰が入室したか」を100%正確に特定できない物理鍵やICカードでは、この厳しい審査基準を満たす際の懸念材料になりかねません。本人以外は絶対に入室できない「真皮指紋認証」「顔認証」は、FSSC 22000対策の切り札となります。
交差汚染(クロスコンタミネーション)対策
オープンセサミの生体認証なら、交差汚染防止にも役立ちます。
顔認証:完全非接触で衛生的に入退室が可能です。
真皮指紋認証:手袋を外さないため、「素手」でリーダーに触れることがありません。また、外した手袋を置いたり、新しい手袋を取り出したりする際の周囲への接触リスクも減らすことができます。
食品工場への生体認証導入で年間〇〇万円の削減も?見えない「手袋コスト」をカット

ニトリル手袋は使い捨てです。入退室のたびに手袋を外し、つけることを繰り返していると、当然ながら少しずつ手袋のコストが積み上がっていきます。ここでは、見えにくい「手袋コスト」について解説していきます。
コスト試算結果
従業員1人が認証のために1日4回手袋を交換する場合、年間コストはどのくらいになるのでしょうか。ニトリル手袋の単価を1枚あたり15円と仮定し、交感頻度を1日4回(1回につき両手交換で2枚使用)、稼働日数を年間250日とすると、1日の消費枚数は4回×2枚=8枚。1日のコストは8枚×15円=120円。年間のコストは120円×250日=30,000円。
この計算から、従業員1人あたりの年間コストは30,000円ということになります。この数字を工場全体の人数に当てはめると、経営層が無視できない金額になります。例えば、従業員数が100人だと手袋の年間コストは300万円にもなるからです。これは製造に必要なコストではなく、「鍵を開けるためだけ」にかかっているコストです。
オープンセサミの「真皮指紋認証」や「顔認証」を導入すれば、このランニングコストをゼロに近づけることができます。システム導入費は、手袋の廃棄コスト削減分だけで、わずか数年で回収できてしまうのです。
環境への配慮
オープンセサミの生体認証を導入することにより、認証のために手袋を廃棄することが無くなります。このことにより、手袋をゴミにすることが最小限で済むことになります。廃棄プラスチック(手袋)の削減で、SDGsの観点からも企業価値向上に貢献できます。
オープンセサミの生体認証ならどちらも手袋のままOK!食品工場の衛生管理に最適

食品工場で「手袋を外さなくていい」ことは、異物混入や交差汚染を防ぐことにつながるため、最強の衛生管理と言うことができます。オープンセサミなら、ニトリル手袋越しの「真皮指紋認証」か、完全手ぶらの「顔認証」か、あなたの工場に最適なスタイルを選べます。「実際に自社で使っている手袋でテストしてみたい」「デモ機で検証したい」という方は、ぜひお問い合わせください。